普通自動車と軽自動車の車検の違い
普通自動車と軽自動車では、車検に関していくつかの違いがあります。
簡単にその違いを述べてみましょう。
まず、普通自動車と軽自動車では、車検の検査が行われるところが違います。
普通自動車は、陸運局の管轄下にある、検査場で検査を受けますが、
軽自動車の場合は、各地に設置されている軽自動車協会で検査が行われます。
車検業者に依頼する場合は、任せてしまいますので気にしなくて良いのですが、
自分で車を持ち込んで行うユーザー車検の場合は、間違えないようにする必要があります。
費用的な面では、自動車重量税と強制保険(自賠責保険)の保険金額が違います。
軽自動車の場合は、両方とも普通自動車の3分の2程度の金額で済みます。
検査手数料もわずかですが、軽自動車の方が少なくて済みます。
車検を業者に代行してもらう費用も、通常は普通自動車より安く済みます。
さらに、車検の手続きに必要な書類の準備も、軽自動車の方が手間が
少なくて済みます。
普通自動車の場合、申請しないと発行してもらえない納税証明書は、
軽自動車の場合は申請不要で送られてきます。
それに加えて、自賠責保険の証明書および点検整備記録簿・自動車検査証
(車検証)があれば、検査に必要な書類はそろいます。
点検整備記録簿の記入も、普通自動車より簡便に済ますことができます。
また、検査に必要な時間も、普通自動車に比べて短く、通常1時間程度あれば終了します。
このように、概して、軽自動車の車検の方が手続きが簡単で、
費用も安く済むと言えるでしょう。