二輪車の車検

By: Gerhard Kemme
自家用乗用車と違って、初回の車検から2年ごとに車検を行う必要があることを除けば、車検の内容は四輪車と二輪車に大きな違いはありません。申請時に必要とされる書類も、車検証・自賠責保険証・自動車税納税証明書と、変わりはありません。
ただし、車検前の整備点検は、四輪と二輪では異なった技術や設備が必要となるので、業者へ委託する場合は、二輪の点検整備が得意な業者を選択した方が良いでしょう。車検の時の検査項目も、もちろん二輪と四輪では多少違ってきます。
車検が必要なのは、250cc超の二輪車なので、排気量が250ccの場合は車検は不要です。もちろん、それ以下の125cc・80cc・原動機付自転車などは、車検を行う義務はないので、一見得なように考えられます。
しかし、見方を変えると、車検を受けている二輪車は、定期的に安全に走行するための検査を受けているわけですから、車検のない二輪車よりも安全面で問題が少ないとも考えられます。ちょうど、しょっちゅう病院に通って検査を受けている人の方が、滅多に病院へ行かない人より、重大な病気を見落とす危険が少ないのと同じ状況ですね。
たとえ車検が必要ない二輪車であっても、定期的なメンテナンスは行った方が良いに決まっています。時には、自分のバイクをちょっと点検してみてください。